■エコロジカル・フットプリントとは?
「人が生きるために必要な食糧や廃棄物処理量などを土地面積で表す」
これが「エコロジカル・フットプリント」の基本指標です。
人間が生きて行くためには食糧が必要であり、燃料や様々な道具、住居などが必要です。これらは主に自然から供給されているものです。一方、自然は人間が排出する廃棄物を吸収し、気候を安定させ、紫外線から護るなどを行っています。こうした自然資源からの恩恵を受けて人は生活をしています。その自然資源を土地に置き換えて換算したのがエコロジカル・フットプリントです。エコロジカルとはエコロジー(生態学)であり、フットプリントは足跡という意味です。「地球の自然生態系を踏みつけた足跡(または、その大きさ)」と言い換えることもできます。
●現在の生活水準を維持するためには、地球何個分必要?
人が生活して行くためのエネルギー活動は自然資源を消費していることでもあります。これらは、1975年頃までには地球1個分で足りていたと言われます。ところが、1980年頃を境にして地球の生産能力が上回るようになり、現状では世界の人々が日本の生活レベルを維持しようとすると地球2.4個分必要になるというわけです。つまり、世界の人口が日本人と同じ生活をした場合に必要なエネルギーが地球上の面積に置き換えると2.4個分必要になるという考え方です。これはカナダの大学の二人の学者から生まれた考え方です。これらについての専門書が数多く出版されていますので興味のある方は読んでみて下さい。
出版物:「エコロジカル・フットプリント」
筆者:マーティス・ワケナゲル、ウィリアム・リース
監訳・解題:和田喜彦
訳者:池田真理 合同出版 (*あくまでも一例です)